ES64U4型機関車 : alex

ミュンヘン中央駅で発車を待つ alex

ミュンヘン中央駅で発車を待つ alex

目次

  1. 概要
  2. 運用
  3. 1等席
  4. 2等席
  5. 車外設備

概要

形式 ES64U4型機関車
製造 Siemens
運用会社 ドイツ国鉄
製造年 2005年
最高速度 230 km/h
電気方式 15 kV 16.7 Hz AC
25 kV 50 Hz AC
3 kV DC
1.5kV DC
車両 Bo'Bo'
機関車重量 87t
機関車長 19,580mm
製造数 129機関車

ES64U4型機関車は南東ヨーロッパの多くの鉄道会社によって使用されています。 複数電源に対応していることが大きな特徴です。 ES64 (Euro Sprinter)を基に製造されており、 電気機関車としては世界最速の357 km/hの記録を有します。

電気系統の大部分は同シリーズで複数電源に対応し、貨物列車の運用に就くES64F4型機関車に一致します。 また、外観はES64U2型機関車とほとんど同じですが、以下の点が異なります。
・機関車長が300mm長い
・ドアの数を2つから4つに増やした。(内2つは非常用)
・運転席上部に前照灯の設置
・前照灯にLEDライトを採用

開発経緯
2003年にオーストリア国鉄 (QBB)は1116型機関車(ES64U2)を発注しましたが、 直流 3000KVに対応することをSiemensに要求したことで誕生しました。 これはオーストリアに隣接するイタリア、スロバキアにも乗り入れるためです。 そして2005年3月にQBBに納入されました。

alexでの導入
2017年12月に4機関車が導入されました。 2009年11月に追加で1機関車が追加されています。 なお、alex保有のES64U4型の構体は他鉄道事業者のES64U4型と同じですが、直流には未対応です。 なので、正式名称はES64U4-G型です。

alex 特別塗装 ES64U4型機関車 ミュンヘン中央駅に到着した alex alexが所有する ER20型機関車

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運用

ES64U4型機関車はミュンヘン - レーゲンスブルク間で使用されています。 レーゲンスブルクで機関車を取り替えてプラハまでアクセスしています。

路線 所要時間 2等席運賃
ミュンヘン - プラハ 5時間40分 EUR 70
ミュンヘン - レーゲンスブルク 1時間20分 EUR 30
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チケット、路線、時間、乗車方法

1等席

ドイツ国鉄で使用されていた客車を引き継いでいるので、 3列配置のコンパートメントタイプのみです。 ただし、座席はalexのものに変更されています。

1等席

1等席

2等席

オープンサロンタイプとコンパートメントタイプがあります。 オープンサロンタイプは2+2列配置、コンパートメントタイプは3列配置です。 2015年からは2階建て客車も登場しています。

コンパートメント オープンサロン (2階建て) オープンサロン (1階建て) 4人掛けテーブル 2人掛けテーブル

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  • コンパートメント
  • オープンサロン (2階建て)
  • オープンサロン (1階建て)
  • 4人掛けテーブル
  • 2人掛けテーブル

車外設備

前述の通りドイツ国鉄から譲り受けた車両を使用しているので、 車外案内板は行き先、経由地が書かれた紙が扉の上に貼られているものになります。 列車の扉は自動で開きません。 2階建て客車は扉の扉開閉ボタンを押してください。 1階建て客車はレバーを引いてください。

alex ロゴ 車外案内板 乗車口 2階建て客車 1階建て客車 1階建て客車

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  • 2階建て客車
  • 1階建て客車
  • 1階建て客車